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加圧式木材保存処理とは
なぜ加圧式なのか
木材保存処理には
- 現場でスプレーや刷毛などで散布・塗布する表面処理方法
- 大きな薬剤槽に常圧で比較的長時間或いは短時間漬ける浸漬法
- 減圧・加圧により薬剤を木材に注入する加圧注入処理方法
の3つがあります。
1.2.は手軽である反面、木材表面から1~2mm程度しか薬剤の浸潤が得られないため長期耐久性が困難であるデメリットがあります。
3.の加圧注入処理方法は時間も短く確実安全に処理が出来、薬剤浸潤もより多く確保できるため長期耐久性も得られることから最適な処理方法と言えます。
この処理方法・薬剤は日本工業規格(JIS)に定められており、国内では標準的に処理がされております。特に近年の薬剤は安全性により配慮され、廃棄時にも問題がないように出来ており、シックハウス規制法にも該当しない水質にも影響しない安全性が確保されています。
また使用される木材の環境によって薬剤濃度から薬剤浸潤度も農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)によって定められています。


(左:表面処理された材の断面図、右:加圧注入処理された材の断面図。緑色が薬剤)
表面処理では薬剤が周りにうっすらとしか浸透していないが、加圧注入ではしっかりと薬剤が浸透している。

10m×10m×6mという大きさの注入管に材を入れ、約6時間圧力をかけて薬剤を注入します。この時の圧力は、15Kg/cm2。これは例えれば、私たちの手のひらに1200Kgの重りが乗るくらいの力です。人の手なら薬剤が浸透する前に砕けてしまいますが、木材は砕けることなく薬剤が浸透していきます。これだけでも木の強さというのがわかります。

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